あーとぎゃらりー2(11/10/8)

ススキ/クマツヅラ/キツネノマゴ
「あーと」というほどのものではありませんが、とりあえず シリーズ第2弾。いずれも、岐阜大学では極めてありふれた 雑草ばかりですが、倍率を上げて眺めてみました。 図観的写真は、またいずれ掲載したいと思います。


ススキ(芒) いね科。「どうせ二人はこの世では、花の咲かない枯れすすき」 という歌があります。また、昭和枯れススキという映画もありました(秋吉久美子、 かわいかったです)。ススキは、なぜか寂しさ、侘しさを連想させて しまうようですが、実は、ススキはこんな綺麗な黄金色の花を咲かせるのです。 あの、ナウシカの「黄色の草原」のように、明るい黄色です。 ちなみに、この一つ一つの小さな黄色い花を「小穂(しょうすい)」と 呼ぶそうです。写真ではよく見えませんが、小穂は大小二つの「柄」から なっています。 ススキの花なんて見たこと無いって? ススキは風媒花ですので、花は晴れた日の朝に穂を出しますが、夕方には 閉じてしまいます。ですから、秋の晴天はススキにとって、とても貴重な時間です。 ススキには秋の風情を楽しんでいる余裕は無いのです。

クマツヅラ(熊葛) くまつづら科。これも、極めてありふれた雑草です。 花は、花穂の頂上付近に円環を作る形で、順番に咲いていきます。 花は頂上部が成長する形で次々と咲いていくので、結果として 長い花穂の頂上部にだけ花が咲いていることになります。 横から見ると、「布袋さん」が花の冠を被ったような印象です。 このようにして、一つの花穂で何ヶ月も(?)咲きつづけます。 でも、小さい花が少しずつ順番に咲いていくだけなので、 遠くから見るととても花が咲いているとは思えません。 この小さな花を見つけてやってくる昆虫は偉いなと思います。 そんな昆虫がいるはずです。いちおう虫媒花ですから。

キツネノマゴ(狐の孫) きつねのまご科。狐の孫って何? 花の名前の由来は分かりません(と多くの本に書いてあります)。 私も最初は、あまりにも意味不明なので「狐の胡麻(胡麻に似ている)」 かと思ってしまいました。 これも、大きな花穂があるのに、しみったれが出し惜しむかのように、 小さな花を一つずつ咲かせて行きます。 さらに不思議なことに、クマツヅラのように行儀よく順番というわけでも なさそうです。花穂のどこか1、2個所で咲いているだけです。 とても写真映えのしない花ですが、個々の花をよく見るとそれなりに 美しい形をしています。 こんな素敵なデザインで誰を誘惑しようとしているんでしょう。


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