ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦) たで科。グランドカバー用の草花として
ホームセンターなどで売っていることもあるので、
雑草にはならないと思いますが、非常に強健で岐阜大学でも
あちこちにテリトリーを拡大しています。
ヒマラヤ原産の植物とあります。
花は、ポンポンのように丸くなって咲きます、と言いたいところですが、
良く見ると花は殆どさいていず、「つぼみ」状態です。でも、
そのつぼみが桃色をしているため、遠くから見ると花が咲いているように
見えます。
これは、たでの仲間では良く見られる(というか、こちらの方が普通の)
咲き方です。
で、良く探せば、「本当に」咲いている花を見つけられるはずですが、
ヒメツルソバに関しては見たことがありません。
(11/12/5)本日、がんばって探してみましたら見つかりました。
多分100個に1個ぐらいですが、咲いている花があります。
毎日日替わりで咲くのかどうか、興味あるところですが、
それをやるにはカメラを据え付けて、連続観察する必要があります。
ミゾソバ(溝蕎麦) たで科。そのものずばり、溝に咲いている蕎麦です。
「溝」というと、現代では汚れた水のたまっている側溝を思い浮かべて
しまいますが、ミゾソバは奇麗な小川、昔の水田の「溝」などに良く見られます。
岐阜大でも、唯一の丸池へ流れ込む「小川」に繁殖しています。
ほおってけば溝全体を覆う大群落になるのですが、
岐阜大では定期的に刈り取られてしまい、なかなか大きくなれません。
私は、あの丸池のまわりは、
自然のままに雑草の花を咲かせればよいと思うのですが、いかがでしょう。
(11/23)やっと写真を撮りました。本来はこんな貧弱な花ではないのですが、
一旦刈り取られた後に、必死に子孫を残そうと花を咲かせているものなので、
貧弱でも声援してあげてください。本当は、「咲いている花」を入れて
写したかったのですが、見つかったのはたった一つ、それも単独で咲いていました。
右下の写真を良く見ていただくと、一つだけ花が咲いていて、雄しべがのぞいている
のが分かりますよね。このように、ミゾソバは大きな花
(といっても全体で1cmくらい)のなかのそれぞれ一つ一つが
本当の花で、ひとつづつ咲いていきます。今度たで科の花を見つけたら、
本当に咲いている花を見つけてみてください。