晩秋の雑草(13/11/30)

11月になるとほとんどの雑草は冬支度に入ります。 この季節にも見ることのできる雑草を紹介します。
(チジミザサ/ヒナタイノコヅチ/ワルナスビ)


チジミザサ(縮み笹) いね科。
全国の林床、林縁などに生えることが多い一年生草本です。 茎は枝分かれしながら、地表を這い、秋に2,30cmほどの花穂を立て、 10個前後の小穂をつけます。 名前は、葉がササに似ていて少し縮んだような皺があることによります。 山などで少し湿った場所で見かける植物ですが、岐阜大学ではあちこちにあります。 それほど大きくならず、花もかわいらしいので、グランドカバーとして使えるかもしれません。


ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌) ひゆ科。
日当たりの良い荒地、道端などに生える多年草です。 葉は厚く、毛があり、茎は赤みを帯びます。花は8-9月ごろ咲きますが、緑色であまり目立ちません。 果実には棘があり、人や動物にくっついて運ばれます。 近縁のイノコヅチ(ヒナタイノコヅチに対して日陰イノコヅチとも呼ばれる)は 山の木陰などに生え、葉は薄く毛が少なく、茎は緑色です。 岐阜大学構内で見かけるのは、ヒナタイノコヅチばかりで、 ヒカゲイノコヅチを探してみましたが見つかりませんでした。探し方が悪いのかもしれません。


ワルナスビ(悪茄) なす科。
アメリカ合衆国南部原産の多年草です。明治初期に千葉県で発見され、 その後全国に広がりました。ニヌホオズキやヒヨドリジョウゴとよく似ていますが、 全体に大型で、茎や葉には鋭い棘があります。 縦横に広がる地下茎で繁殖し、また根茎の断片からも繁殖するため、 一度畑地に侵入すると駆除が難しく、ワルナスビと呼ばれます。 英語でもDevil’s tomatoなどと呼ばれ、嫌われています。 外来生物法により、要注意外来生物に指定されています。 なぜか、岐阜大学ではあまり見かけません。「耕作地」が少ないからでしょうか。


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