エンドウ3種(12/5/2a)


エンドウといっても、雑草のエンドウです。 皆さんよくご存知のカラスノエンドウ、そして とても小さな花をつけるスズメノエンドウ、 両者の中間ということでカスマグサです。 岐阜大学では、全てを見ることができます。
カラスノエンドウ/スズメノエンドウ/カスマグサ


ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)/カラスノエンドウ(烏野豌豆) まめ科。
私は、てっきり「烏<の>豌豆」かと思っていましたが、烏野豌豆です。 野豌豆はカラスノエンドウの中国名です。 カラスノエンドウが通りがよいですが、和名はヤハズエンドウとなっています。 矢筈とは、矢の末端の弓の糸に引っ掛ける部分で、少し凹んでいる。 カラスノエンドウの葉の先端が凹んでいることからこの名がついたという。 確かに掲載の写真でも、葉の先端が凹んでいるのが分かります。 でも、カラスノエンドウという親しみやすい名前があるのに、 新しい名前をつけなくっても、と思いませんか。 ゲンゲといい、カラスノエンドウといい、何となく「牧野先生」あたりが 責任者かなと思ったりもしますが、ご存知の方はお教えください。
で、カラスノエンドウ、ここで紹介する3種の中では一番よく知られているもので、 赤紫の典型的な「豆の花」をつけます。 原産地はオリエントから中東とあり、なんと食用に栽培されていたそうです。 なので、若芽や豆は食用になります。少し小さいですが、「絹さや」の代わりに 使えるかもしれません。 以降の2種を含めて、属名Viciaは「そらまめ属」です。


スズメノエンドウ(雀野豌豆) まめ科。
カラスノエンドウより小形だからスズメノエンドウということですが、とても小さな 花で、近寄ってよく見ないと、花が咲いているとは思えません。 近くで見ても豆の花に見えないほど小さい(2-3mm?)ですが、一応豆の花の形をしています。 葉の大きさも小さいのですが、植物体は結構大きくなり、少しくすんだ白色の花を 余計に目立たなくしています。 ここに掲載したのも、UPのものとどちらをと悩んだのですが、全体像がわかる ような写真を選びました。次のカスマグサと比較してください。


カスマグサ(かす間草) まめ科。
カスマグサの「かす間」って?と思われるかも知れませんが、<か>と<す>の間です。 つまり、カラスノエンドウとスズメノエンドウの間くらいの大きさなので、カスマグサです (なんと安易な)。 私は最近侵入してきた新手の雑草で、こんな名前をつけられたのかと思っていましたが、 「牧野図鑑」にもちゃんとカスマグサで載っていました。 でも、この3種、単に大きさが違うだけではありません。花の形はそれぞれ個性的です。 こちらは花姿をUPで写したのをUPしましたが、白い花弁に青色の筋があり、上品な趣きが あると思いませんか。私は3種の中では一番好きです。 でも、印象としては、3種の中では個体数が一番少ないのではないでしょうか。 みつけたら、ぜひとも近づいてよく見てあげてください。


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