ききょう科の雑草(12/5/24)
雑草としてはわりと珍しいききょう科の紹介です。
いずれも花は小さく、豪華さはありませんが、
ききょうに似た水色の花は、「清楚な」という形容詞がピッタリです。
ヒナギキョウ/キキョウソウ
ヒナギキョウ(雛桔梗) ききょう科。
小型の多年草で、初夏に細長い花茎を伸ばし、
先端に桔梗によく似た、大きさ5mm程度の花を咲かせます。
花は、草原にポツンポツンとまばらに咲いているだけで、
私は群生しているのを見たことがありません。
花は小さく、花茎は長く、少しの風にでもゆらゆら揺れて、
写真に撮るのに構図決めが悩ましい花です。
でも、風に揺れる姿がけっこう風雅で、山野草としても
通りそうな風情があります。
花期は5-9月とありますが、私はあまり真夏に見かけた
記憶がありません。夏には、雑草に埋もれてしまうのでしょうか。
ところで、この写真、他の草に埋もれそうに咲いていたのですが、
被写体をとらえるのに必死で、
背景をボカすのを忘れていました。
良い写真が撮れたら、入れ替えたいなと思います。
キキョウソウ(桔梗草) ききょう科。
北アメリカ原産の帰化植物、一年草です。
荒っぽく言って、春一番に花を咲かせるのは、越年草(二年草)、そうして
次が多年草、一年草が春に芽吹いて、やっと花を咲かせる所まで
季節がやって来ました。キキョウソウは、花が何層にもなって、
下から順番に咲いていくのでダンダンギキョウとも呼ばれます。
で、写真もこの花の下の方は既に咲き終わった花、
といいたいところですが、おそらくこれが最初の花です。
キキョウソウは、小さい間は閉鎖花で、
花を咲かせずに、自花受粉で種を作ります。
で、今やっと大きくなって花をつけ始めた所です。
合理的な、というかしたたかな戦略です。
若いときは、安全のために最低でも閉鎖花で子孫を残し、
ゆとりができると花を咲かせて、新しい遺伝子の
取り込みを目指します。
花が奇麗なので古くは鑑賞目的で栽培された、とあります。
よく似たのにヒナキキョウソウがあります。
違いですが、キキョウソウの葉は丸くて茎を抱くのに対して、
ヒナキキョウソウは葉が小さい長三角形です。
ヒナキキョウソウ、私はまだ岐阜大学では見かけていません。
遠目には、ほとんど同じに見えるので、単に
私が気づいていないだけかも。見つけたらUPします。
(12/6/9)ヒナキキョウソウを見つけました。
葉の形以外はほとんど同じです。でも、あまり被写体として
十分ではないので、もう少しよい被写体が見つかったら
UPします。
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