カリン(花梨) ばら科。花梨と書きますが、特別花が「美しい」わけでは
ありません。カリンは、実がユニークなため観賞用に庭に植えられるとあります。
軸が固いため、写真にあるように実が垂れ下がるのではなく、いつまでも上を
向いたままで、冬に葉が落ちたあとは実だけが目立ちます。
この実はとても固くて食べられませんが、焼酎などに漬け込んで
果実酒(薬用酒)とするそうです。
また、実をそのまま飾っておくだけで良い香りがします。
私も果実酒に挑戦したいと思うのですが、あまり売っているのを見かけませんので、
まだその機会がありません。
ハナミズキ(花水木) みずき科。ご存知5月には綺麗な花を咲かせてくれる
花水木ですが、秋の紅葉も見事です。私の大好きな一青窈の歌に「ハナミズキ」
がありますが、歌の雰囲気と何か合ってないような。たぶん、ハナミズキは
派手過ぎるのです。乙女というよりは、モダンギャルと言う感じです。
でも、花言葉は「私の思いを受けてください」ということなので、
私の感性がずれているのかもしれません。
この花は、1912年に東京市からワシントンD.C.に贈られたソメイヨシノ
(ポトマックの桜)に対するお返しとして、初めて日本にやってきました。
日本がようやく近代国家の仲間入りをしようとしていたときのことです。
満開のハナミズキは、ソメイヨシノのお返しに選ばれただけあって、
ソメイヨシノに負けない華やかさを持っています。
赤い実は葉が落ちた後も枝先に残っていて、
冬空の下でなかなか風情があります。
ニシキギ(錦木) にしきぎ科。
紅葉が「錦」のように見事なので、錦木です。
にしきぎ科の仲間は、マユミ、ツリバナなど、
どれも細い花軸の先に特徴のある赤い実がぶら下がって
ちょうど提灯のようで、一目でにしきぎ科と分かります。
ちなみに、「ツリバナ」も赤い実を花に見立てたもので、
にしきぎ科の花はどれも小さくて目立ちません。
さらにニシキギには、木の古枝に「翼」と呼ばれる
羽のようなものが成長するので、他の種と間違うことがありません。
この翼は、落葉して枝ばかりになった冬に目立ち、
その樹型が、和風の庭園によく合います。
写真は紅葉には早いですが、赤い実とのコントラストが
綺麗なので、掲載しました。
赤一色よりは、こちらの方が「錦」という
雰囲気が出ている気がします。