紅葉の美しい木1(13/12/10)
この季節、岐阜大学の丸池前に立つと、茶色く紅葉(?)した
巨大な木が林立しているのが印象的です。
ぱっと見には1種類の木のように見えますが、丸池の回りに
生えているのがラクウショウ、堀沿いに植えられているのが
メタセコイアです。
(ラクウショウ/メタセコイア)
ラクウショウ(落羽松) すぎ科。
北アメリカ原産の落葉高木です。針葉樹で落葉するものとしては、
日本固有種のカラマツ(まつ科)が有名ですが、こちらはすぎ科です。
ラクウショウの名前は、葉が鳥の羽のようで落葉する松(本当は杉)という
ことなのでしょうか。ヌマスギ(沼杉)とも呼ばれます。
湿潤地に適し、しばしば冠水するような土地でも生育できます。
湿地にでは、幹の回りに気根(呼吸根)を伸ばし、地上部にこぶのように
顔を出しています。
日本では公園などで池や沼のそばに植えられることが多いようです。
岐阜大学でも、丸池の窪地部分に植えられていて、気根を
見ることができます。
今の季節、紅葉した葉とともに、飴玉のように
まん丸な果実が目立ちます。
メタセコイア(アケボノスギ、曙杉) すぎ科。
中国原産の落葉高木で、樹高は20-30mにもなります。
セコイアは常緑樹ですが、1939年に関西地方で
セコイアに似た葉が化石として発見され、メタセコイアと名づけられました。
その後1945年に、メタセコイアが中国に自生することが確認され、
「生きている化石」として有名にになりました。
メタセコイアは、放置しても綺麗な円錐形になること、紅葉が美しいことなどから、
今では公園樹、並木などとして多く植えられています。
超高木(>20m)などで、剪定せずに綺麗な円錐形になる理由を考えてみたのですが、
1)幹から出る枝は、等しい角度で斜上し、それ以上分岐を繰り返さない。
2)枝の先端は、一定の速度で成長し続ける。
の二つの合わさった結果でしょうか。
メタセコイアとラクウショウのわかりやすい区別法ですが、
メタセコイアの葉は綺麗な対生であるのに対して、
ラクウショウの葉は互生というか、枝から適当に出ている
という感じの「でたらめ生」です。
樹姿も、ラクウショウは枝の乱雑さがめ立ち、
綺麗な円錐形にはなりません。
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