猛暑の中で元気な花木2(12/8/11)
猛暑の中で元気な花木の続きです。
ムクゲは、前回取り上げたフヨウの仲間で、夏の間咲き続けます。
ハナツクバネウツギは、夏から秋にかけて休むことなく花をつけます。
(ムクゲ/ハナツクバネウツギ)
ムクゲ(木槿) あおい科。
中国の原産で、日本へは奈良時代に渡来したとあります。
落葉低木で、庭木として多く利用されています。
ムクゲの名前、どうも中国名「木槿」を音読(モクキン→ムクゲ)した
もののようです。
地上部からたくさんの枝分かれをして、箒を逆さにしたような樹形です。
Hibiscus属に共通で、花は朝咲くと夕方にはしぼむ一日花ですが、
葉腋に蕾をつけ、次々と花を咲かせていきます。
花は、純白から薄紅、赤紫まで、また中心に赤が入るものなど、
園芸品種が豊富です。八重咲きの品種もあります。
と書いて、Wikiを見ると、「一日花との誤解があるが、朝花が開き、
夕方にはしぼんで、また翌朝開き、一重のもので2-3日。
八重の長く咲くもので2週間くらい、一輪の花を楽しめる。」とありました。
私のベランダに、鉢植えの一重のムクゲがありますが、
小さな木なので一日に1個咲いたり咲かなかったり、
同じ花か新しい花かはわかると思うのですが、
一度閉じた花が翌日咲いたという記憶はありません。今度咲いたら、
確認しておきます。木(品種)によるのかもしれません。
で、ムクゲに戻って、樹皮が槿皮(チンピ)また花が槿花(チンファ)
という生薬になります。韓国の「国花」になっています。
もっと、敬意をもって扱ってもよい花だと思うのですが、
岐阜大学では見かけることの少ない木です。
ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木) すいかずら科。
交配園芸種(Abelia x grandiflora)で、一般にアベリアで市場に
流通しています(園芸種は、多くはラテン語の属名で流通しています。
ハイビスカス、ヒドランジアなど)。
日本には同じ属にツクバネウツギがあり、その園芸種ということで、
この名前が付けられました。
衝羽根とは羽子板の羽のことで(羽根つきをしたことのある人いますか?
バドミントンじゃないですよ)、花の落ちた後の萼片と種の様子を
衝羽根に見立てたものです。
残念ながら、ハナツクバネウツギは種ができず、衝羽根になりません。
でも、プロペラのような萼片は見ることができますので、ハナツクバネウツギ
(アベリアが短くていいですね)を見かけたら
確認してみてください。
で、このハナツクバネウツギ/アベリアですが、花期が長く初夏から秋にかけて咲き続ける、
刈込に強く樹形を整えやすい、などの点で生垣に多く利用されています。
花は香りが強く、蜜も豊富なので、夏の花が少ない季節にハチやチョウなどの
良い蜜源になります。
岐阜大学でも、いたるところに植えられていますが、あまりにもありふれていて
花に気づかない人が多いのは残念です。
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