分類の悩ましい雑草3種(13/5/16)
珍しくはないのですが、分類・同定が難しく、取り上げをためらっていたものです。
あきらめて掲載しますが、正確さは自信がありません。というか、
個人的にはそこまで区別しなくてもよいのではないかとも思っています。
(オッタチカタバミ/ケキツネノボタン/ノミノツヅラ)
オッタチカタバミ(おっ立ち片喰) かたばみ科。
以前に取り上げたカタバミ(13/4/7)が日本に古くからある畑雑草なのに対して、
オッタチカタバミは北アメリカ原産の帰化植物です。ともに多年草です。
両者の違いですが、カタバミが地際を覆うように広がるのに対して、
オッタチカタバミはその名の通り「立ち上がって」います。
カタバミの地上高が高々5-10cmなのに対して、こちらは20cmほどにもなります。
葉数も多く、全体的な印象として、ボリュームがあるような感じがします。
判別点として花柄が花後に反り返るなど書かれていますが、
私には写真を見ても区別ができません。
ここでは、素直に背の高さで判別するのでよいことにしておきましょう。
ケキツネノボタン(毛狐の牡丹) きんぽうげ科。
水辺、田の畔など、湿ったところを好む多年生の雑草です。
類似種に葉がボタンに似ているところからキツネノボタンがあり、
それに対して茎に毛があるというのでケキツネノボタンです。
ちなみに、キツネノ○○というのは、多くの場合、○○に似て非なるもの、ということでしょうか。
両者とも金平糖のような果実ができます。その先端がキツネノボタンでは少し鉤状にまがっている
というのですが、私には両者の判別はできません。両者とも、有毒植物で毒性は強い部類に入ります。
折ると出てくる乳液に皮膚がかぶれることもあるようです。
花弁は早々と落ちてしまって、残った金平糖が目立つので、わかりやすい花です。
ノミノツヅリ(蚤の綴り) ナデシコ科。
道端や畑地に普通の1年生雑草です。
ハコベを小さくした感じで、花径も5mm程度しかなく、
近づいて見ないと花が咲いているのを見逃してしまいます。
綴りとは短衣のことで、蚤の着る衣のように小さい、ということのようです。
花は5弁で、類縁種のノミノフスマは先端が二つに分かれて10弁に見えるのに対して、
こちらはそんなことはありません。
ツメクサとも印象が似ていますが、ツメクサの葉が細長いのに対して、
ノミノツヅリは卵形です。敷石やコンクリートの隙間など、
他の草が入り込めないようなところにも侵入しています。
岐阜大学の花々TOP