ニガナの仲間(12/5/5)
この季節に見られるきく科の雑草2種です。
おなじニガナ属ですが、雰囲気はずいぶん異なります。
ともに、畑の雑草ですが、山野にも生育しています。
人がいなくても生きられる、そういう意味では野草と
呼んでもよいかもしれません。
ニガナ/オオジシバリ
ニガナ(苦菜) きく科。
茎に苦味のある白い乳液を含むので、苦菜だそうです。
花はひょろひょろっとした花軸に、細い花を頼りげなさそうに
つけていて個性的です。
花弁は5が基本ですが、写真にもあるように、7-8枚の
花弁を持つものもあります。
山野に普通とありますが、岐阜大学でも、また近隣でも
そんなに多くはありません。
都市環境ではなく、より自然の残されたような原っぱ、
土手などによく見られるようです。
ニガナは、たとえ群落を作っても、多の植物が侵入できないほどの
密生をせず、他の植物と仲良く共存しています。
というので、写真に適した被写体を探すのに苦労します。
どうしても、外の余計なものが写ってしまうのです。
本当は、この花が草むらで風に揺れている雰囲気を撮りたかったのですが。
ともかく、雑草ではなく、山野草の仲間入りをさせてあげられそうな
花です。
オオジシバリ(大地縛り) きく科。
ニガナと同じニガナ属(Ixeris)ですが、ずいぶん雰囲気が違い、
派手というか、結構目立ちます。
オオジシバリは東南アジア原産の帰化植物です。
実は、日本古来のジシバリ(イワニガナ)というのがあって、それの
外来種で少し大きいのでオオジシバリです。
ジシバリとオオジシバリとでは葉の形が少し違うというのですが、
私にはよく分かりません。これは、葉の形からオオジシバリと
思います。
ジシバリの方はどちらかといえば、山野に
多く、田畑を含めて人工環境で多く見られるのは、
オオジシバリのようです。
WEBによれば、ジシバリよりしめった環境を好む、とあります。
で、ジシバリの意味ですが、匍匐枝を出して縦横に広がる様子が、
あたかも地面を「縛り付けている」ようだというので、ジシバリです。
実際写真でも、地面を覆うように広がっている様子が分かります。
こちらも、花軸が細くてなよなよとしていて、風に揺れる様子は、
風情があって私は好きです。見かけによらず強靱な雑草で、
山などでは(こちらは本物の?)ジシバリが、本当に
地面を縛り付けるように広がっているのを見かけます。
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