ニワゼキショウ色々(12/5/6)

今回は、アヤメの仲間の雑草ニワゼキショウです。 ちょうど今からが、開花本番を迎えます。 今年の写真を、と考えていると旬を逃しそうなので、 過去の写真から掲載します。 皆さんも、散歩のついでに、色々なニワゼキショウを 探してみてください。
ニワゼキショウ白花/赤花/オオニワゼキショウ/不明


ニワゼキショウ(庭石菖)白花(上・左)/赤花(下・右) あやめ科。
庭に生える「石菖」というのですが、 ニワゼキショウと石菖とは、実はあまり似ていません。 石菖のもとになる菖蒲(ショウブ)は、石菖と同じく さといも科の植物で、ショウブ湯にしたり、漢方として 利用されます。 一方、ニワゼキショウはアヤメやハナショウブなどと 同じあやめ科の植物です。似ている所と言えば、 葉の形くらいでしょうか。花の形は全く異なります。 それが、誰が間違ったのか「菖蒲」の字がショウブとも アヤメとも読まれ、いたずらに混乱を引き起こしています。 さて、ニワゼキショウですが、 北アメリカ原産の帰化植物で、明治に観賞用として輸入された とも、いやそれとは別種で、別ルートで侵入した雑草であるとも、 いろいろ書かれていて、実のところはよくわかりません。 なるほど、園芸植物としてもよいな、と思えるかわいい花をつけます。 上の2枚が、いわゆる正統のニワゼキショウです。花弁が赤のものと 白のものがありますが、中心部はいずれも濃い赤色です。 花は一日でしぼむ一日花ですが、次々と花を咲かせるため、 大群落になると、一面この花で覆われてしまうほどです。 公園や庭の芝生のように、低く刈り込まれたところに よく侵入します。葉は細くて、地際に広がっているので、 芝生によくとけ込み、花の季節以外はほとんど気づきません。 今まで芝だけだと思っていた緑一色の庭に、突然 一斉に花が開くと、違う世界に来た感じがします。


写真上・左はオオニワゼキショウでしょうか。 「オオ」と名づけられていますが、花は少し小さめで、 花数もまばらな気がします。 「オオ」の意味は、植物全体が普通のニワゼキショウに比べて 大柄なことによります。 で、最後の一つ(下・右)は? 図鑑やWEBで見てみましたが、 類似のものが見あたりません。でも、草の姿からすると、オオニワゼキショウに 近いような気がします。 草丈が大きく、花が小さく、あと花弁の形なんかも似ていそうな。 この花、花弁の白に、中心部がうす黄色と、 全体に何となく上品な趣きがあります。 こちらは、ヒメニワゼキショウとでも呼んであげたらいかがでしょう。 ヒメワスレナグサの二番煎じはダメですね。 じゃあ、チゴニワゼキショウではどうでしょう。
これ以外にも、ニワゼキショウの仲間があるかもしれません。 見つかったら、是非ご一報を。


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