野菊?三種(12/6/2)
今の季節に見られる、野菊?三種です。?の意味は、野菊って何でしょう、
ということです。野性(人手で植えられていない)と言う意味では、野菊
だとおもいますが。いずれも、花が奇麗で、嘗ては観賞用に導入されたものと
思われます。
フランスギク/オオキンケイギク/ヒメジョオン
フランスギク(仏蘭西菊) きく科。
花が綺麗で、花壇に咲いていれば、観賞用と思いますが、
これは道路脇に咲いていましたので、雑草と呼んでも良いでしょう。
ヨーロッパ原産で、庭園に栽培されていたものが、
逸失、野生化したとあります。
でも、これって、たとえ野原に咲いていても、「野菊」とは
呼べないですよね。花が豪華すぎます。
きく科の植物の中には、元々園芸植物として輸入されたのだが、
花壇から逃げ出して野生化、大群落を作っているものが
多数あります。
大学構内で見つけたら、報告したいと思いますが、
定期的に草刈りされる岐阜大学構内は、大型植物にとっては
過酷な環境です。
このフランスギクは、道路のフェンス沿いにあるため、
草刈りを免れたものです。
オオキンケイギク(大金鶏菊) きく科。
北アメリカ原産の宿根草で、河川敷などに巨大群落を作っているのを
見かけます。おそらく、管理者が花が奇麗なこともあって、積極的に
駆除しようとしないからでしょうか。でも、「特定外来生物」に指定されて
いて、栽培、繁殖などが原則禁止されています。でも、勝手に生えてきたものを
駆除するほどの義務はないとおもえて、あちこちで容認されています。
事実、とても奇麗な花なので、自分でも庭先で栽培してみたくなります。
また、河川敷などで、殺風景な雑草に混じって、一面黄色に覆い尽くす
この花の群落は、風景に溶け込み、貴重に思えます。
たぶん、繁殖力が強いということは、
護岸にも効果があるのではないでしょうか。
よいとこづくめなのに(*)、なぜ排斥されるのか、私には
よくわかりませんが、おそらく「他の植物、植生への影響」なんでしょうか。
ちなみに、「特定外来生物」指定は、植物で13種、うち4種がキク科です。
セイタカアワダチソウも、セイヨウタンポポも入っていません。
オオキンケイギク、とにかく、すごい植物なんですね。
(12/7/8) 上記(*)に対して、東京のカメラマンの方から、
以下のコメントを頂きました(ありがとうございます)。
「よいことづくめ」はどうもそうでないようです。お詫びして訂正します。
----------メールの引用(無許可の引用、お許しください)
特定外来生物指定の是非はここで議論することでもないので環境省の説明に任すとして、
護岸に効果はあるようでいて実はそうでありません。
天竜川上流河川事務所で堤防の維持管理を担当される方と話したことがあるのですが、
オオキンケイギクが堤防を覆ってしまい数年たつとだんだんとオオキンケイギク同士の
間隔が空いてまばらに生えるようになるそうです。
そのうえオオキンケイギクを抜いた経験のある方なら分かるのですが、
根の張りがとても浅く土壌保持力は強くありません。
その結果、大雨が降ると堤防表面の土壌がどんどん流されてしまい対策に困っているとのことでした。
いったんオオキンケイギクが繁茂してしまうと他の植物に置き換えていくのは
困難を極める作業だともおっしゃっていました。
まばらに生えるというのは、侵入してから50年以上経過した茨城県神栖市で私も
目撃したので確かなことだと思います。
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最後に、私が長良川堤で撮影したオオキンケイギクの写真を掲載します。
本当にきれいで、事情を知らないと、自分でも空き地に植えてみたくなります。
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ヒメジョオン(姫女菀) きく科。
アメリカ原産の1年生(または2年生)草本です。
(12/5/19)のハルジオンと比べてください。
いくら見比べても、同じ種に見えるでしょう。
そこにも書きましたが、違いは、以下のようです。
(1)季節、ハルの方がそのまま春咲くのに、ヒメのほうは初夏から
秋まで。(2)葉の形、ハルのほうは基部が広く茎を抱く、ヒメは
基部が細い。(3)ハルは茎が中空、ヒメは中に白い髄がある。
(3)が素人にもはっきり分かるのですが、不幸にして花をへし折らないと
確認できません。
とりあえず、6月に咲いているのは、(1)により、ヒメジョオンと考えて
間違いないと思います。
皆さん見慣れているので、これは雑草だ、と思うかもしれませんが、
江戸時代に観賞用に導入され、「柳葉姫菊」と呼ばれていたそうです。
これは、外来生物法では「特定」よりランクが下の「要注意種」です。
(12/6/3)後で気づいたのですが、(11/10/10)に紹介済みでしたね。でも
削除するのも面倒なので、このままにしておきます。
そう、秋まで咲き続けることの証拠にもなってるし。
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