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サクラ2種(12/4/20)

ソメイヨシノ/?
春はあっという間に過ぎ去っていきます。 私の(肉体的、精神的)体調不良もあって、思うような写真を撮れないうちに 春が過ぎ去っていきました。 人はサクラが咲くと、何となく落ち着かなくなり、早くお花見を しないと、とあせってしまいます。 岐阜大学でも、この季節、あちこちで花見をしているのを見かけます。 グループはクラスだったり、研究室だったり、サークルだったり。 こんなに人を惹きつけるサクラは、どうしても入れておかないと。
ところで、坂口安吾の「桜の森の満開の下」という作品があります。 「昔から人々は満開の桜を不気味なものとして恐れてきた」と。 時代は平安時代、もちろんサクラはソメイヨシノではなく、 山桜でしょう。サクラに翻弄される、一人の山賊の物語です。 花見の雑踏をよそ眼に誰もいない満開の桜の森の「魔力」を 想像するなんて、鬼才としか言いようがありません。 そういえば、溝口の雨月物語にも妖艶なサクラのシーンがあったような。 満開のサクラに怪しげな雰囲気を感じるのは、何の力なんでしょうか。


サクラ(桜)ソメイヨシノ ばら科。
サクラには園芸品種が多く、大きく分けてエドヒガン、ヤマザクラ、オオシマザクラ に分けられます。ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種で 江戸染井村の植木屋で交配・育種されたもので、挿し木で増やされます。 遺伝的にはクローンであるため、全ての木が一斉に咲き揃います。 これが日本人の好みに合ったのか、学校や公園にあるのはほ とんどがソメイヨシノです。あの「桜前線」が話題になるのも、 一斉に咲くという性質のおかげです。 残念ながら、このソメイヨシノ、寿命が50年程度と短く、 戦後すぐに植えられた木は今一斉に寿命を迎え、「桜の名所が なくなる」と心配されています。 そのためか、一部の桜の名所ではソメイヨシノ以外の品種への転換が 進んでいるということです。早咲きの桜や、遅咲きの桜、また花色の バリエーションなど、いろいろとあるほうが楽しいと思いませんか。


サクラ(品種不明) ばら科。
このサクラ(だと思いますが)、 教育学部の裏にあって、毎年ソメイヨシノよりも1-2週間先に満開を迎 えます。 花色も、ソメイヨシノより少し赤みが強く、 遠目にはモモか何かに間違いそうです。 残念ながら、この花の品種名がわかりません。 誰か名前を教えてください。


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