早春の木の花(13/3/7)

早春の木の花は、マンサク、ウメ、サンシュユなどを紹介しましたが、 あまり目立たないので紹介し忘れた花2つを紹介します。 二つともなぜが「とげ」があります。
(ボケ/ヒイラギナンテン)


ボケ(木瓜) ばら科。
落葉低木。実が瓜に似ており、木になる瓜ということで木瓜です。 中国原産で平安時代に帰化したと思われます。 当時、植物とともに、木瓜という中国名が導入され、 それが訛ってボケになったとあります。 樹姿は多数の枝分かれをしてブッシュ状ですが、 枝にはおおきな「とげ」があるのが特徴です。 薔薇の棘(とげ)は表皮が変化したものとかで、枝についていますが、ボケの刺(とげ)は 枝そのものです。ボケの仲間では、クサボケが日本の山野に自生します。 ボケの花は紅、白、が基本ですが、主として鑑賞用として用いられるため、 園芸種が多く、花形、花色に様々な変化があります。 実は堅くて生食はできませんが、果実酒になるとあります。 木瓜(もっこう)という家紋にもなっているので、 昔は多く栽培されたのでしょうが、近ごろは見ることが少なくなりました。


ヒイラギナンテン(柊南天) めぎ科。
常緑低木。中国南部原産で、庭や公園に翼植えられます。 ヒイラギに似て葉にとげがあり、南天に似ているというのでヒイラギナンテンなのでしょうか。 春先に房のような大きな花穂(総状花序という)を出し、 黄色い花をいっぱいにつけます。 常緑樹ですが、ナンテンのように冬になると寒さのため葉が赤く紅葉します。 ほおっておいてもそれほど大きくならないので、高木などの裾を隠すのにも便利です。 よく、公園の境界などに植えられていますが、 葉のとげが越境者を防止する効果を狙ったものでしょうか。


岐阜大学の花々TOP