ツツジとサツキ(12/5/23)


ツツジとサツキは、 おそらく日本で最も多く人工的に栽植されている木ではないでしょうか。 実際、これらは岐阜大学でも至る所生垣として利用されています。 あまりありふれすぎていて、今更取り上げるのも気が引けるのですが、 網羅的ということでお許しください。 ツツジは日本に古くからある花木で、キリシマ、クルメなど 園芸種も多数あるのですが、岐阜大学にあるのは、なぜか このヒラドツツジと少し遅れて咲くサツキだけです。
ヒラドツツジ/サツキ


ヒラドツツジ(平戸躑躅) つつじ科。
長崎県平戸市で栽培、育種されてきたのでヒラドツツジと 呼ばれます。平戸市には「原木園」があるそうです。 ヒラドツツジの特徴は、写真でも分かるように、上方向にだけ花弁の色が濃く出るという ことで、遠くからでもこの花と分かります。 ツツジの中では花も葉も大柄で、花色も色とりどり、 多くは純色系で非常に鮮やかです。 ということで、和風庭園というよりは、生垣や街路樹、 公園樹として多く使われます。 ツツジは人の背丈より小さい低木と思われていますが、 無理な刈り込みをせずにのびのびと育てると、背丈3m、 直径6m以上の大株に育ちます。


サツキ(皐月) つつじ科。 サツキは旧暦五月(さつき)に咲くのでサツキです。 庭木、街路樹、公園などに植えられますが、 それ以外に「盆栽」として利用されることでも有名な木です。 サツキは元々、渓流沿いの岩肌などに根を下ろし、 増水などにも耐えて生育していたもので、 木の寿命が長く、茎や根が人工的な「加工」にも 強いのが盆栽に多く利用される理由でしょう。 もう一つ、皐月は花のわりに葉が小さく、刈り込んだ姿が 奇麗にまとまるため、盆栽以外に、よく手入れをした和風庭園 などにも合います。 盆栽などでは、花色は赤、白、絞り、あらゆるバリエーションが 作り出されていますが、普通に植え込みに使われるのは 赤色の花が多い気がします。

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