春の浜名湖で(14/5/6)

春に浜名湖を自転車で周遊した時のものです。 浜名湖周辺に野生のもで、ちょっと近郊というには距離はありますが、 環境的には岐阜に近く、近郊の花々で紹介することにします。
(ハマダイコン/チガヤ/オオキバナカタバミ/ノハカタカラクサ)


ハマダイコン(浜大根) あぶらな科。
海岸などの砂地に生育する越年草です。栽培種のダイコンが逸出したとも、 また栽培種とともに伝来した野生種とも言われています。 栽培種とは遺伝的に異なった種のようです。 栽培種のダイコンの原産地は地中海−中東地方で、 弥生時代に日本に渡来したと言われていますが、 ハマダイコンがどのような経緯で野生化したのかは不明です。


チガヤ(茅、茅萱) いね科。
山野や荒れ地などの至る所に生える多年草です。 地下茎で広がり、写真のような大群落を作ります。 春に花穂を伸ばし、白い花穂が一斉に風にたなびく様子は、とても綺麗です。 草丈は3−50cmほどで、繁茂してもそれほど威圧感はありません。 しかし、人手が入らないと草丈で勝るススキ、ササなどに負けてしまい、 いずれ消えてしまいます。 昔は、草刈りや火入れなどによりチガヤの草原が維持されていましたが、 近頃はそのようなことが行われなくなり、チガヤの草原は減少しているそうです。


オオキバナカタバミ(大黄花方喰) かたばみ科。
本州中部以南の道端などに生える帰化植物です。 南アフリカ原産で、観賞用として導入されたものが逸出したものです。 花の大きさは、カタバミの中では最大級です。 葉に、紫色の小さな斑点があるのが特徴です。 主に栄養生殖で、根部の鱗茎が分離して増える、とあります。 観賞用に導入されただけあって、結構見栄えがします。


ノハカタカラクサ(野博多唐草) つゆくさ科。
南アメリカ原産の多年草で帰化植物です。 昭和初期に(斑入り種が)観賞用として持ち込まれ、 暖地では野生化しており、要注意外来生物に指定されています。 常緑のため、トキワツユクサの別名があります。 名前の由来ですが、斑入り品種(ハカタカラクサ)の葉が 博多織の模様に似ているからだとか。 先頭のノはその野生種ということです。類似種に、ミドリハカタカラクサ、 オオトキワツユクサが紹介されていますが、写真だけからの区別は容易ではありません。 写真はミドリハカタカラクサの可能性が高いです。


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