春の野山で出会う野草(13/4/22)

春の野山に出かけるとよく目にする野草・雑草です。 オランダガラシは人が伝播させたのですが、 雑草のように人為的環境でしか生きられないわけではありません。 逆にそれが、要注意外来生物に指定される理由でもあるのですが。 ウマノアシガタは古くから日本にある野草で金鳳花の名前で知られています。 クサイチゴは木イチゴの一種で、果実は食べられます。 いずれも、あまり街中では見ることはありません。
(オランダガラシ/ウマノアシガタ/クサイチゴ)


オランダガラシ(和蘭芥子) あぶらな科。
クレソンの名で知られるヨーロッパ原産の蔬菜で、 世界各地で野生化しています。水中または湿地に生育し、 日本でも各地の川、池などに見られます。 山地の河川などにも侵入し、在来の生態系を乱すということで、 要注意外来生物に指定されています。 特有の苦み・辛みがあり、肉料理に添えられます。 日本で最初に野生化したのは上野不忍池で、 精養軒で料理に使われたものが逸出したのだとか。 付け合わせ以外にも、お浸し、天ぷら、漬物などに使えるそうです。 冷涼な気候を好むので、山裾の小川などが絶好の繁殖地となるのでしょうね。


ウマノアシガタ(馬の足形) きんぽうげ科。
日当たりのよい草原などに生える多年草です。 キンポウゲ属(Ranunculus)で、この仲間には花の美しい園芸植物が多くあります。 Wikiには「キンポウゲは八重咲きのウマノアシガタのこと」、とありますが、 野生の(一重の)ウマノアシガタもキンポウゲ(金鳳花)と呼ぶようです。 鮮やかな光沢のある花弁が印象的な野草です。 無粋なウマノアシガタの名前は、葉の形が馬の足形に似ているからというのですが、 そう言われればそんな気も、という程度ではないかと。 どちらかといえば、鶏の足形かと思います。 きんぽうげ科の多くがそうであるように、有毒植物です。


クサイチゴ(草苺) ばら科。
落葉小低木ですが、草丈2-40cmと低く、地面を這うように群落を作るので、 こう呼ばれています。 他の木イチゴに比べて比較的花が大きく、中でも雄蕊が目立ちます。 果実は熟すと赤くなり食用になります。 本州・四国・九州に分布し、日当たりのよい山地、 野原で普通に見られます。 キイチゴ類は、ニガイチゴ、ナガバノモミジイチゴ、クサイチゴと 紹介しましたが、これ以外に岐阜ではフユイチゴ、ナワシロイチゴ などが見られます。また、その季節に紹介します。


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