晩秋の東山動植物園で(14/11/12)

もう?十年ぶりかで、東山動植物園に行ってきました。 晩秋なので、花はほとんど咲いていませんでしたが、きれいな実など、いくつかを紹介します。
(サネカズラ/センリョウ/シラタマホシクサ/アメジストセージ)


サネカズラ(実蔓) マツブサ科。
関東地方以西の照葉樹林帯に自生する常緑の蔓性木本です。 昔、このツルから粘液をとって、整髪料としたため、ビナンカズラの別名があります。 古くからある植物で、百人一首にも 「名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな」の歌があります。 雌雄異株で、夏に小さい淡黄色の花を咲かせますが、あまり目立ちません。 逆に、秋に赤く色づく果実はよく目立ちます。 果実を乾燥させたものは、南五味子(なんごみし)という生薬になるとあります。


センリョウ(千両) センリョウ科。
南関東以南の暖地の常緑樹林下に生える常緑小低木です。 冬につける赤い実が美しいので、庭木、公園木などとして栽培されます。 初夏に小さな黄緑色の花をつけますが、あまり目立ちません。 秋に赤く熟した実は、マンリョウと並んで正月飾りに用いられます。 名前ですが、マンリョウに似て赤い実をつけるのでセンリョウとか。 マンリョウ、センリョウは大金持ちを連想させるので「めでたい木」というのはわかるのですが、 そもそもマンリョウの名前がどこから来たのかは、よくわかりません。


シラタマホシクサ(白玉星草) ホシクサ科。
日本の固有種で、東海地方の一部の湿地に生える一年草です。 自生地としては、葦毛湿原(いもうしつげん)が有名です。 なお、名前のホシクサは星草であって、干し草ではありません。 白い花が満天の星のように見えるのでホシクサです。 秋に白い花を球状につけ、お菓子の金平糖のようなので、 コンペイトウソウとも呼ばれます。 私には、金平糖よりは、善哉(ぜんざい)に入っている白玉 そのままに見えます。 環境省の絶滅危惧種II類に指定されています。


アメジストセージ(Amethyst sage)  シソ科。
メキシコ・中央アメリカに分布する多年草です。 叢状になるので、メキシカンブッシュセージの別名もあります。 アメジストの名前は、花色がアメジスト(紫水晶)に似ていることによります。 花は白もしくはピンクですが、愕が紫色のため、花全体が紫のように見えます。 園芸品種が日本でも販売・栽培されています。 園芸では、学名のサルビア・レウカンサとも呼ばれています。 短日植物で、原産地では冬に花が咲きます。 日本では花は晩秋に咲き、冬には地上部は枯れますが、翌春にまた芽吹いてきます。


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