比較的新しい外来雑草(13/5/4)

長良川の土手に広がる比較的新しい外来雑草2種です。 両者は花色を除くととてもよく似ています。
(ヒサウチソウ/セイヨウヒキヨモギ)


ヒサウチソウ(久内草) ごまのはぐさ科。
地中海沿岸原産で、日本では1982年に愛知県で最初に確認された、比較的新しい雑草です。 ごまのはぐさ科の半寄生の越年草です。ヒサウチソウの名前は、 帰化植物研究家の久内清考を記念して名づけられた、とあります。 連休前後に、長良川堤防沿いに一斉に出現しますが、 私の知っている範囲では他の場所で見かけることはありません。 数年前に初めて気づいた時には、特定の場所にちらほらとあって珍しい花だと思ったのですが、 今(2013年)では堤防一面に大群落を作るようになりました。 驚異的な繁殖力です。


セイヨウヒキヨモギ(西洋引蓬) ごまのはぐさ科。
ヨーロッパ西部の原産で、やはり半寄生の越年草です。 日本に昔からあるヒキヨモギに似ているので西洋ヒキヨモギというのですが、 両者は同じ属ではありません。 むしろ、ヒサウチソウに似ていると思うのですが、ヒサウチソウとも異なる属です。 数年前までは、ヒサウチソウに混在して咲いていましたが、 今年は見ないようです。これも、日本での確認が1973年と比較的新しい種です。 雑草の世界では、日々生き延びをかけた戦いが行われているのですね。 驕れるものも久しからず、です。


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