万葉の花々(13/10/23)

万葉の時代から知られている秋の花を取り上げました。 写真は残念ながらオミナエシもフジバカマも栽培品です。
(オミナエシ/オトコエシ/フジバカマ)


オミナエシ(女郎花) おみなえし科。
日本全国に分布する多年生草本で秋の七草の一つです。 万葉の時代から愛されてきた植物です。源氏物語には、 「女郎花しほるゝ野辺をいづことて一夜ばかりの宿を借りけむ(夕霧)」 とあります。残念ながら自生地は激減しており、 現在野生のものはほとんど見られません。 これも、花フェスタ記念公園で写したものです。 漢方では全草を乾燥させたものが敗醤として、 解熱・解毒作用があるとされています。 名前の由来ですが、Wikiには「オミナエシのへしは(圧し)であり 美女を圧倒するという説、へしは飯であり花が粟粒に見えるのが 女の飯であるという説」、が紹介されています。


オトコエシ(男郎花) おみなえし科。
全国の山地に自生する多年生草本です。 オトコエシはオミナエシに似て白色の花を咲かせるので、 オトコとしたものでしょう。漢方では、オトコエシを乾燥したものも同じく 敗醤として利用するようです。草丈もオミナエシより大きめのようです。 オトコエシはオミナエシほど有名にならなかったのが幸いしてか、 全国に野生が見られます。若芽は山菜としても利用されます。


フジバカマ(藤袴) きく科。
全国に分布する多年生草本です。万葉の昔から親しまれてきた花ですが、 絶滅危惧種に指定され、野生のものはほとんど見られません。 園芸店でフジバカマとして販売されているものは園芸種とのことです。 源氏物語には「おなじ野の露にやつるゝ藤袴あはれはかけよかことばかりも(藤袴)」 とあります。 乾燥させると桜餅の葉に似た芳香があり、蘭草とも呼ばれます。 写真は岐阜薬科大学の薬草園のもので、野生種なのかは不明です。


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