実のなる木の花(13/4/19)

岐阜近郊に自生している実のなる木の花です。 花といっても、花木ではないので見ても花が咲いているとは思わないかもしれません。 オニグルミは実を食用に、またヒメコウゾは昔は和紙の原料として用いられた、 ともに日本に古くからある有用植物です。
(オニグルミ/ヒメコウゾ)


オニグルミ(鬼胡桃) くるみ科。雄花(上・左)、雌花(下・右)
川沿いや適湿地に生える落葉高木、樹高20m以上にもなります。 この写真も長良川沿いにあるものですが、自生なのでしょうか? 雌雄同株で雄花と雌花があるのですが、写真中穂のように垂れているのは雄花です。 雌花は頂芽から出るのですが、写真には見つからないところをみると、 少し遅れて咲くのでしょうか。 秋には、タワワに実を付けているのが見られます。 この胡桃は、食用になります。 実の季節に木の下をみても、落ちている実は見当たりませんので、 人に採られてしまうのでしょう。 でも、採る、といっても巨木で竹竿で採れるようなものではありません。 夏の間、緑の葉を付けた巨木は、遠目にもカッコよく見えます。 長良川のシンボル木です。
雌花の写真を追加しました(13/5/4)。

ヒメコウゾ(姫楮) くわ科。
荒れ地や山地に普通にある落葉低木、とありますが、 写真は伊自良川の土手にあったものです。 雌雄同株で、花は雄花、雌花があります。 写真でブラシの毛のように見えるのが雄花、白い花が密集しているのが雌花です。 集合果は桑のように熟し「食べられるが花柱が舌に残る」とあります。 私は食べたことがありません。 皮が和紙の原料になる楮(コウゾ)は、ヒメコウゾとカジノキの雑種です。 つまり、ヒメコウゾは野生種、コウゾは園芸種なわけです。 昔はヒメコウゾの皮を和紙の原料にしたようですが、木がより太く・大きくなるコウゾが 発見されてからは使われなくなったようです。 コウゾとヒメコウゾはよく似ていますが、コウゾは雌雄異株とありますので、 写真はヒメコウゾでしょう。


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