ナデシコ科の外来雑草(13/4/20)

この季節に見られるナデシコ科の外来雑草3種です。 ともに、堤防や河川敷の日の当たる場所に群落を作っています。
(シロバナマンテマ/サクラマンテマ/イヌコモチナデシコ)


シロバナマンテマ(白花マンテマ) なでしこ科。
ヨーロッパ原産の帰化植物で河川敷など日当たりのよい草原に見られます。 マンテマはこのシロバナマンテマの変種で江戸時代に 観賞用に導入されたもので、花弁に赤い斑点があります。 マンテマ属に共通の特徴として、花は横向きに咲くのですが、一方向に咲きます。 特にちょうど長刀のような印象です。 マンテマの名前ですが、昔の学名(属名)からとったものとの記載がありましたが、 よくわかりません。 マンテマの方も雑草化しているので、中間種のようなピンクの花もあり、 厳格に分類するのは難しそうです。 図鑑によると、ホザキマンテマという類似種もあって、 私のような素人にはお手上げです。まあ、あまりこだわらないことにしましょう。


サクラマンテマ(桜マンテマ) なでしこ科。
これは、明らかに出自が園芸植物とわかる、綺麗な花です。 地中海原産の1年生草本で、花卉として栽培されると図鑑にあります。 牧野図鑑にもあるので、古くからあるのでしょう。 群生するとちょうど芝桜のようなピンクの絨毯になります。 でも、繁殖力が強く、至る所に逸出しています。 写真は、長良川の河川敷の石の間に着生しているものです。 雨が降ると冠水し、晴れが続くと干からびるような過酷な環境でも生きられるのでしょうか。


イヌコモチナデシコ(犬子持ち撫子) なでしこ科。
ヨーロッパ原産の帰化植物、2年生草本です。 類似種にやはり帰化植物のコモチナデシコがあるのですが、 「見分けは難しい」とあるので、気にしないことにします。 イヌの接頭語は「類似種」というぐらいに受け取って、子持ち撫子ですが、 花に比べて膨らんだ胴体を「子持ち」と見立てたのでしょうか。 道路沿い、堤防などに群生しています。胴体にあたる花序ですが、 一時には一つの花しか咲きませんが、たくさんの花が集まって いて、次々と咲き続けます。花はよく見ると綺麗なのですが、 いかんせん植物体に比して花が小さく、その分見劣りしてしまいます。


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