初夏の金華山で(13/5/12)

初夏の金華山はいろいろな木の花が見られます。その一部をここでは紹介します。 (アリドオシ/タカノツメ)


アリドオシ(蟻通し) あかね科。
林床に生える常緑低木です。樹高は30-50cmほどになります。 花は4-5月で、白いラッパ状の花を2個ペアでつけます。 実は赤く冬に熟しますが、写真のように花時にも残っているようです。 樹姿からは想像できない、鋭く長い棘を持っています。 蟻をも通す、というのでアリドオシなのでしょう。 Wikiでは「通す」に、蟻を刺し貫く、という意味と、蟻なら通ることができるという意味を 上げています。確かに、アリドオシの藪を通れるのは、 蟻だけかもしれません。冬に熟す赤い実がきれいなのと、 語呂合わせ(千両万両有通し)で、千両、万両、とあわせて正月の飾りとするそうです。


タカノツメ(鷹の爪) うこぎ科。
全国の山地に普通な落葉高木で、日本特産種です。 葉は三出複葉が互生します。名前の由来は、冬芽が鷹の爪に似ているかとか。 初夏に薄黄緑色の小さな両性花を玉状に付けます。新芽は山菜になりますが、 成長した葉も光沢がありやわらかい感じです。 うこぎ科のウコギは米沢藩の上杉鷹山が庶民に垣根などに植えることを奨励、 食用としたことで有名で、今でも米沢の郷土料理として利用されています。 また、山菜で有名なタラノキもうこぎ科です。 タカノツメの新芽も山菜として美味と言われています。 タラの芽と違い、岐阜近郊の山にはふんだんにあるので、 来年はぜひ挑戦してみたいです。 秋には、同じうこぎ科のコシアブラとともに山で黄色に紅葉する代表的な木となります。


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