初夏の金華山で(13/6/30)
初夏の金華山でみられる木の花です。昔から人々に親しまれてきた花で、ムラサキシキブ、テイカカズラという、優雅な名前を持っています。
(ムラサキシキブ/テイカカズラ)
ムラサキシキブ(紫式部) くまつづら科。
日本各地の山に自生する落葉低木です。秋に熟す紫の果実が美しいので、ムラサキシキブの名前があります。
よく庭木としても植えられています。実は生花の材料としても利用されるので知っていても、
花を見たことがないという方もいらっしゃるかと思います。
ムラサキシキブは、源氏物語の著者にあやかったものですが、紫色の実がなるので前半の紫はよいとして、後半の式部は?と思ってしまいます。
実は、元々はムラサキシキミだったのが、語感からシキブとなったのではないか
との説がWikiに記載されています。
でも、山中で咲く花姿はとても清楚で、
紫式部の名に十分ふさわしいと思うのですが、いかがでしょうか。
テイカカズラ(定家蔓)きょうちくとう科。
山地などに自生するつる性の常緑低木です。キョウチクトウと同じく有毒植物で、花の形もキョウチクトウに似ています。
花色は最初は純白ですが、時間がたつと黄味を帯びるようになります。
名前の由来ですが、藤原定家(百人一首の選者)が式子内親王(三十六歌仙の一人)に恋焦がれて、
死後その墓にテイカカズラとなってまとわりついたとか、そう思うと、少し妖艶な雰囲気のある花です。
多くは林床など半日陰のところで、周りの木などに纏わりついてはい上り、
真っ白な花を多数咲かせます。花には、芳香があり、山道などを歩いていると、
それとよくわかります。
古代(定家より前)にはマサキカズラと呼ばれていたとあります。
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