畜産センターで(13/6/28)
岐阜県畜産センターは、家畜はもちろんですが、
様々な植物の育成を行っています。
ここでは、初夏に見られる花を紹介します。
(ササユリ/アマチャ/キソケイ)
ササユリ(笹百合) ゆり科。
日本特産のユリで、小百合と呼ぶのにふさわしい花姿です。葉がササに似ているので、
ササユリの名があります。花は、写真のように少し赤みがかかった白色です。
生育場所もササが生えているような山地の林床なので、
花が咲いていないとササと見間違ってしまいます。
分布は静岡県、新潟県以西とあります。
栽培は難しいとありますが、畜産センターでは自然環境に近い林床を作り、
立派な群落に育てています。
畜産センターの裏山には、他にも自然環境に近い状態で様々な植物が植えられており、
岐阜近郊では貴重な植物園です。ぜひとも、様々な季節に訪れることをお勧めします。
アマチャ(甘茶) ゆきのした科。
アマチャはヤマアジサイ、またはガクアジサイの変種で、
葉に甘みがあり、若葉を蒸し乾燥させて甘茶を作ります。
見た目は、殆どガクアジサイと区別がつきませんが、
畜産センターでアマチャと掲示されているので、アマチャとしておきます。
甘茶は、私の子供の頃、「花祭り」といって、お釈迦様の誕生を祝う灌仏会
(かんぶつえ)に用いていました。
たしか、神輿のようなものを蓮華草で飾り、
その中に置かれた仏像に甘茶を注いでお祝いする、というようなものでした。
清涼飲料水のない時代のこと、子供たちにとっては「甘茶」を飲めることは、
花祭りの楽しみの一つでした。
近頃でも、まだこのような風習は残っているのでしょうか。
キソケイ(黄素馨) もくせい科。
ヒマラヤ原産の常緑低木で、日本には観賞用として明治時代に移入されました。
ソケイ(ジャスミン)に似て、花色が黄色のためキソケイの名前があります。
ソケイ属(Jasminum)ですが、芳香はあまりありません。
花がきれいなので、庭木として植えられます。
ソケイ属では、他にオウバイがあり、花はキソケイにそっくりですが、
こちらは落葉半つる性で、区別は容易です。
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