秋の薬草園で(14/10/20)

少し古いですが、07/10/14に畜産センターの向かいの、岐阜薬科大学薬草園で見かけた秋の花です。
(シオン/シュウメイギク/ツルドクダミ/アカネ)


シオン(紫苑) きく科。
草丈2mほどにもなる多年草です。 写真のように、一面に花をつけるととても豪華です。 観賞用に栽培されるほか、根および根茎は生薬として利用されるようです。 原産地は東南アジアで、学名もAster tartaricusとなっています。 Wikiによれば、少数だけど九州の山間部に自生している とありますが、本当でしょうか。 すでに平安時代には知られているので、それ以前に移入されたものが 逸出したのではないでしょうか。


シュウメイギク(秋明菊) きんぽうげ科。
菊の名前がついていますが、きんぽうげ科の多年草で、アネモネの仲間です。 貴船菊のの別名があります。中国から古い時代に移入された帰化植物だと考えられ、 日本で野生しているものも、栽培種が逸出したものと考えられています。 元々は赤花で、花弁多数(十数枚)でしたが、近年交配により、白色や、 花弁の少ない品種が開発され、園芸店でシュウメイギクとして販売されています。 なお、花弁のように見えるのは萼片だそうです。


ツルドクダミ(蔓毒ダミ) たで科。
中国原産の蔓性の多年性草本です。葉がドクダミに似てハート型で、つる性なので、 ツルドクダミの名がありますが、ドクダミはドクダミ科、本種はタデ科で、全く異なります。 塊根は生薬として、何首烏(カシュウ)と呼び、強壮剤として用いられるそうです。 元々漢方薬として中国から移入された帰化植物ですが、日本各地で逸出、 野生化しているのが見られる、とあります。 残念ながら私は野生種を見たことがありませんが、 目立たないので、見過ごしているだけかもしれません。


アカネ(茜) あかね科。
本州、四国、九州に分布する蔓性の多年生草本です。 路傍や林縁でよく見かける、とありますが、私は野生種を見たことがありません。 もっとも、写真のように目立たない花なので、単に見逃しているだけかも知れません。 根は乾燥すると赤黄〜橙色となり、根を煮出すと赤色の染料(アカネ色素)が得られ、 古くから草木染に利用されています。 現在は、染色には、より収量が多い西洋茜が用いられている、とのことです。 写真は葉がハート形なので、アカネと思われます。


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