葦毛湿原とその周辺の花々(13/5/12)

葦毛湿原とその周辺の山に登った時の花々です。
(ツクバネウツギ/オトコヨウゾメ/ミヤマナルコユリ/モウセンゴケ)


ツクバネウツギ(衝羽根空木) すいかずら科。
関東・中部以西の丘陵地・山地に自生する落葉低木です。 枝の先端に通常2個の花をつけます。 萼片が5枚あり、果実ができると羽根突きの衝羽根のように見えるので、 ツクバネウツギの名があります。 花は白、まれにピンクとありますが、花筒の内側の紋様がとても綺麗です。


オトコヨウゾメ(男莢迷) すいかずら科。
北陸を除く本州に分布する落葉低木です。 花がまばらにしかついていませんが、これが標準です。 発育不良な株ではありません。 ヨウゾメとはガマズミのことで、ガマズミの果実は大きく食用になるのに、 こちらは果実が小さく食用にならないので、オトコの接頭辞がつけられました。 オトコエシやチチコグサなど、みすぼらしい・役に立たない方を男にするのは、 性差別のような気もします。 でも、ガマズミに似た貧弱な木というのは、なかなか適切な表現です。


ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合) ゆり科。
山の木陰に生える多年草です。ミヤマがついていますが、 低地にも普通に見られます。 ナルコユリ、アマドコロ、ミヤマナルコユリ、はよく似ていますが、 ミヤマナルコユリでは花軸が一旦斜め上に出てから下垂するのに対して、 他の二つは茎から真下に花軸が下垂します。 葉も、少し波打つようになります。 アマドコロのように山菜にはならないようです。


モウセンゴケ(毛氈苔) もうせんごけ科。
ミズゴケが育つような寒冷な酸性土壌の湿地に生育する多年草です。 葉身は円形で、周囲に粘液を出す長い毛をつけます。 これにより、虫を捕まえて消化吸収することにより、 貧栄養湿地でも生育することができます。 この粘毛が赤いので、遠くから見ると赤い毛氈を敷き詰めたように見え、 モウセンゴケです。 写真は5月なので、芽生えたばかりですが、花は6−7月に咲きます。


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