仲春の能登の花々(10/05/9)
5月に能登半島を自転車で周った時に出会った花々です。
海岸沿いの林縁や海岸の砂浜で咲いていました。
(アマドコロ/エゾオオバコ/ハマエンドウ/ハマハタザオ/イカリソウ/クルマバソウ)
アマドコロ(甘野老) ゆり科。
全国の山地に自生する多年草です。茎や根茎には甘みがあり、
春先には新芽を、晩秋には根茎を山菜として利用します。
一部商業的な生産も行われているようです。
ナルコユリとよく似ており、判別方法はアマドコロでは茎に角がある、とあります。
「まるこゆりにかくどころ」と覚えるとよいそうです。
写真では角の有無は判別できないのですが、
葉の形が丸いのでアマドコロとしました。
エゾオオバコ(蝦夷大葉子) おおばこ科。
全国の日本海、オホーツク海側に分布し、砂地に生育する多年草です。
植物全体に白色の軟毛が密生して、海岸の乾燥した環境に適応しています。
葉はオオバコ特有ののツヤがなく白っぽく見えますが、
花穂はオオバコそっくりで、他の種と見間違うことはありません。
名前は、北海道の海岸で多く見られることによります。
ハマエンドウ(浜豌豆) まめ科。
全国の海岸に分布する海浜植物で多年草です。
多くは地表面に沿って枝を伸ばし、這い広がりますが、巻きひげがあり、
他のものに巻き付いて立ち上がることもできます。
写真でも見られますが、ウサギのように葉を立てているのは、
強い日差しと乾燥を防ぐためだそうです。
花は青紫色で美しいので、栽培されることもある、とあります。
事実、ネットで検索すると、販売サイトがあります。
豆は、若いものはえんどう豆に似て緑色で、食べられるそうです。
ハマハタザオ(浜旗竿) あぶらな科。
全国の海岸の砂地、岩場などに生える海浜植物で、越年草です。
葉は肉質で厚く、白い毛が全面に生えています。
花茎を伸ばしながら、頂上部に花を咲かせていくのは、
あぶらな科の特徴です。ロゼット状に展開する根生葉は、
多肉植物そのもので、浜辺の乾燥した場所に適応しているのがわかります。
あぶらな科だし、食べられそうに思うのですが、そのような記載はみあたりません。
イカリソウ(碇草) めぎ科。
イカリソウについては、小津権現山で取り上げましたが、
葉が展開している白花イカリソウなので、重複しますが再び取り上げました。
白花のイカリソウの仲間というと、梅花イカリソウがありますが、
花の形から写真はイカリソウの白花変種だと思われます。
クルマバソウ(車葉草) あかね科。
山地の林縁や林内に生える多年草です。
クルマムグラと形は似ていますが、ずっと大型で葉には光沢があります。
○○ムグラが、ヤエムグラ属なのに対して、
クルマバソウ属を構成します。
花も大きめで、基部がロート状になっています。
白い花も見ごたえがあり、園芸植物にもなれそうです。全草にクマリンとよぶ芳香成分を含み、良い香りがする、とあります。
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