仲春の雑草ほか(13/4/7)
春の日差しを受けて、草花も花を咲かせ始めました。
今花を咲かせているのは、秋に芽を出し冬の日差しで育ってきた越年草、
もしくはロゼットや地下茎で冬を生き延びた多年草の世界です。
(ハナニラ/カタバミ/カギバリウマゴヤシ)
ハナニラ(花韮) ゆり科。
ゆり科の球根植物で、秋に芽吹き春に星型の花を咲かせます。
夏は地上部が枯れて休眠します。葉には韮のようなにおいがあるので、
ハナニラです。
原産地は南アメリカ、明治時代に園芸植物として導入され、
いたるところに逸出しています。
繁殖力が旺盛で放置しておいても大群落となります。
花の形から「ベツレヘムの星」とも呼ばれる、とあります。
園芸店で球根などが販売されているので、いちおう園芸植物です。
写真花色が白ですが、黄色、青色もあるようです。
カタバミ(片喰) かたばみ科。
本当にどこにでも生える雑草で、知らない人はいないというくらい
ポピュラーな、日本に古くからある多年性の雑草です。
地上部は小さくても、根は地中深くまで伸びており、
地上部を引っ張っても切れるだけ、すぐに新しい葉を出します。
果実は槍の穂先のように上を向き、触ると勢いよく種子をまき散らします。
子供のころにカタバミの種をはじけさせて遊んだ記憶があります。
カタバミの葉や茎には蓚酸を含むため、咬むと酸っぱい味がします。
カタバミの仲間には園芸品種も多く、属名のオキザリス(Oxalis)の名で
販売されています。花色がピンクのムラサキカタバミなども元々は
園芸品種でしたが、至る所に逸出、雑草化しています。
それ以外に、花色が黄色では、オオキバナカタバミ、オッタチカタバミ、
ピンクではハナカタバミ、イモカタバミ、ベニカタバミ、モンカタバミ
などがあるそうです。
カギバリウマゴヤシ(鍵針馬肥やし) まめ科
以前「ウマゴヤシ?)」
として紹介したものの再挑戦です。
今年は昨年よりもテリトリーを拡大しているようで嬉しいです。
で、元気のよい個体がたくさんあり、よい写真が撮れたので報告します。
Wikiにはウマゴヤシ属として、13種が挙げられていますが、
詳しい説明があるのは3種、ウマゴヤシ、コメツブウマゴヤシ、
ムラサキウマゴヤシのみです。
日本帰化植物写真図鑑には、キレハウマゴヤシ、カギバリウマゴヤシ、
タルウマゴヤシ、キバナツノウマゴヤシ、モンツキウマゴヤシ、
コウマゴヤシの記載があります。
いずれも、ヨーロッパ原産の外来種です。
で、写真のものですが、花が一か所に2,3個であること、
刺のある実であることから、最も可能性の高いものとして、
カギバリウマゴヤシ(Medicago praecox)としましたが、かなり怪しいです。
上記以外の種、もしくは雑種かもしれません。
種が熟したら再度挑戦します。
でも、素人雑草愛好家にとっては、そこまで分類にこだわる必要が
あるのかとも思ってしまいます。
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