荒島岳のササの花(15-4-24)


2015年の4月24日に、荒島岳に登った時の写真です。 4月24日と言えば、ふもとでは仲春ですが、荒島岳はまだ早春、 中腹以上では残雪に覆われていました。 ササが一斉に花をつけていたのに出会いました。
(キブシ、ミツバノバイカオウレン、チシマザサ(花))


キブシ(木五倍子) キブシ科
山地に生える落葉低木で、雌雄異株です。 close upが撮れたので、再掲してみました。 前回の紹介 では、「雄花でしょうか」、と書きましたが、 今回のは雌蕊のふくらみが目立つので、雌花でしょうか。 自信はありませんが。 キブシの詳しい紹介は、前回の紹介をご覧ください。


ミツバノバイカオウレン(三葉梅花黄連) キンポウゲ科
亜高山帯の樹林内や高山帯の半日陰に生える多年草です。 牧野図鑑には、ミツバオウレン、ミツバノバイカオウレン、両方の 記載があり、私には今回の写真がどちらかよくわかりません。 以前に紹介した、ミツバオウレン の写真と比べると、両者は違うもののように思われます。 二つの写真を、一生懸命に牧野図鑑と照らし合わせてみると、 今回のものが「ミツバオウレン」 前回紹介したものが「ミツバノバイカオウレン」である 可能性が高い気がします。 いずれにせよ素人には、写真だけで両者を判別するのは、 難しいです。 ミツバオウレン、ミツバノバイカオウレン、いずれも、 花はバイカオウレンとよく似ていますが、 バイカオウレンは、五葉(五出複葉)です。 オウレンは、三葉ですが、小葉に「柄」があります。
なお、オウレン(黄連)は、肥大した根茎を生薬としますが、 ミツバオウレン、ミツバノバイカオウレンとも、 根茎は肥大しなため、薬草としては利用されないようです。


チシマザサ(千島笹)(花)イネ科
一応、チシマザサとしましたが、あまり同定に自信はありません。 あえて言えば、笹の中では寒冷地、日本海側に分布、比較的ポピュラーな種、 ということで、名付けてみました。 花は60年に一度しか咲かない、群落が一斉に咲く、 開花後は一斉に枯れ死する、という、なんともすごいものです。 その、「60年に一度」に、たまたま出会ってしまったのです。 もちろん、山で花の咲いている笹に出会ったのは、 これが初めてです。 後で考えると、サンプルを少し持ち帰れば良かったと思うのですが、 その時は驚きと、写真に残すことで精一杯でした。 後で見つけたのですが、林野庁かのホームページには、 山で笹の花を見つけたら報告してほしい、とありました。 一斉に枯れるので、何らかの対策(少なくとも情報)が必要なのかなと思いました。


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