平湯大滝周辺の花々(09/9/13)

2009年9月に平湯大滝周辺で見かけた花々です。紹介済みのものが一つ、 花名が怪しいものが一つあります。
(カメバノヒキオコシ/キツリフネ/コウモリソウ/オヤマホグチ/セリバシオガマ)


カメバノヒキオコシ(亀葉の引起) しそ科。
中部地方以北の山地の木陰などに生える多年草です。逆に、関東地方以西ではタカクマヒキオコシが見られます。 カメバの意味ですが、葉の形が亀に似ているからとか、葉には特有の切れ込みがあります。 ヒキオコシ全草を乾燥させたものは延命草(えんめいそう)という生薬になり、 健胃薬として用いられるとあります。ヒキオコシの意味ですが、 この薬草を飲ませると、病人を「引き起こす」ことができる、という意味だそうです。


キツリフネ(黄釣舟) つりふねそう科。
黒部周辺の花々(07/08/11) で紹介済みですので、解説はそちらをご覧ください。 写真では、花弁に赤い斑点が目立ちます。ホウセンカの仲間で、種は触るとはじけます。


コウモリソウ(蝙蝠草) 関東以南の山地の林内に生える多年草です。 コウモリソウの仲間、○○コウモリというのが多数あり、地域変種もあって分類は難しそうです。 これは葉の形からコウモリソウとしました。 葉の形が蝙蝠が飛ぶ姿に似ているとのことでしょう。 コウモリソウの仲間、いずれも若葉は山菜として利用されるそうです。 近縁種ではカニコウモリを紹介済みです。


オヤマボクチ(雄山火口) きく科。
一応オヤマホグチとしましたが、たぶんオヤマホグチではないようです。 葉の形が細長いし、花姿も異なります。アザミのような鋭い棘はないし、 ヤマボクチ属ぐらいしか思いつきません。でも、残念ながら、 手持ちの図鑑では適当なものが見つかりません。どなたかご教示いただければ幸いです。


セリバシオガマ(芹葉塩竈) ごまのはぐさ科。
中部地方の亜高山帯の樹林内に生える多年草です。 シオガマの仲間(シオガマ属、Pedicularis)では珍しく羽状複葉です。 花色も白色で、やはり他のものとは変わっています。 花色の近いものには、エゾシオガマがありますが、 そちらは完全な白色ではなく、薄黄色です。 写真ですが、花の盛りを過ぎたのかと思いましたが、 このように、比較的まばらにつくようです。

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